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こどもホスピスについて(MS研究会#524)

4月25日(金)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」で、認定NPO法人横浜こどもホスピスプロジェクト代表理事・田川尚登様をお招きした第524回4月例会(講演会)が開催されました。

会場は追浜コミュニティセンター2階第一学習室で、参加者は11名(会員8名ゲスト3名)でした。

「こどもホスピスの取り組み」というテーマです。

2021年11月、重い病気の子どもや、その家族が過ごすことができる施設「横浜こどもホスピス(うみとそらのおうち)」が金沢区室の木の侍従川沿いに開設されました。このホスピスを運営される代表の田川様は1998年に娘さんを脳腫瘍で亡くされました。6歳でした。この時の家族での闘病生活を送った経験から、「家族と過ごす普通の何気ない時間こそが幸せなんだ」と感じると同時に、「家族に寄り添ってくれる人がいる場所が必要だ」と強く感じ、さらに、「なぜ、娘は私のところに生まれてきたのだろうか」と自問自答するようになり、いつしかそれは使命感にかわり、2014年に子どものホスピスの開設に向けて活動をスタートされ、運営費、建設費などの資金集めに奔走されました。イギリス、ドイツ、オランダなど先進的な海外の取り組みを自ら視察し、それらを参考に、個人や企業からの寄付や遺贈などで資金を集め、協力するスタッフとともに現在、運営にあたっています。

「うみとそらのおうち」でのお泊りを終えて帰るときに、子どもたちは施設のスタッフに向って「あ~楽しかった」と満面の笑みを浮かべて話しかけるそうです。

子どもたちの家族や地域など、世代を超えて協力の和が広っています。

※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員17名で活動しています。令和5年(2023年)2月23日に第500回記念特別行事を開催しました。

MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。

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