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罪なくして斬らる(MS研究会#529)

9月16日(火)、追浜地区の建設業を中心としてスタートした異業種の勉強会「MS研究会」の第529回9月例会の講師として、群馬県高崎市の小栗上野介忠順の菩提寺の東善寺ご住職の村上泰賢様をお招きして、「小栗上野介 日本産業革命の地横須賀造船所を造った男」と題して、2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕」が決定する中、小栗上野介の功績についての講演会が開催されました。

会場は追浜コミュニティセンター4階会議室で、参加者は16名(会員10名ゲスト6名)でした。

「日本の産業革命の地を定義づけるとするならば、それは間違いなく横須賀造船所(横須賀製鉄所)が出来きて、生活そのものが変わった横須賀である」という信念のもと、それではなぜ、横須賀造船所や建設に尽力した小栗上野介の功績があたかもなかったものとされているのか、罪がないのに斬首されなければならなかったのかを当時の膨大な資料から解き明かされて行きました。

小栗ら遣米使節団が乗船したポウハタン号と勝海舟らが乗船した咸臨丸の実像、アメリカで歓迎された様子、その後の近代化への歩みなど、新政府にとって都合の悪い事実が隠されていました。

横須賀造船所と小栗上野介の功績が大河ドラマなどの一時的なブームで知識を得るのではなく、教科書で学べるような環境にして正しく伝わるようにしたいという長年の取り組みとその情熱に感激しました。

逆賊の幕臣「Ogu-Li-De,Oku-La-Da」 – すまい造りの佐野工務店 | 横須賀市追浜の工務店

※「MS研究会」は、昭和51年(1976年)8月26日、追浜地区の建設業を中心とする異業種の勉強会「MS住宅研究会」として発足しました。平成16年(2004年)8月26日、更なる発展のため名称を「MS研究会」と改め、横須賀で活躍する経営者などが加入し、発足以来、共栄の限りない追究を目的として、講演会や視察会などを原則として毎月26日に開催し研修を重ねています。現在会員14名で活動しています。令和5年2月23日に第500回記念特別行事を開催し、令和7年8月26日にささやかながら50周年を祝いました。

MS とは MODERN SYSTEM(モダンシステム)の略。