横須賀が登場する文芸作品(マンガも含む)や横須賀に縁のある文学者を紹介します。
政雄は久里浜に住む中学3年生。仲間たちとマウンテンバイクに打ち込む夏を過ごしています。政雄は、3年前に交通事故で亡くなった弟昭夫のことが心から離れず、毎日、遺影と「会話」をしていて、母親は心配しています。政雄たちは夏休みの思い出に、マウンテンバイクで熱海に行く計画を立てます。仲間3人がそれぞれ出発時間をずらした個人行動として行う、15時間のロードです。その最中、政雄の心には様々な思いが去来します。
著者の藤澤仁(1970-)はゲームクリエイター、シナリオライター。スクウェア・エニックス在籍時代に『ドラゴンクエストXII』以降のシナリオ制作を担当、同シリーズの数作品でディレクターを務めました。2018年、スクウェア・エニックスを退社後も、ゲーム、シナリオ等で活躍しています。
(洗足学園中学高等学校教諭 中島正二)