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能永寺

トンネルが連なる夏島から田浦に通じる道の途中に榎戸と言われる所があります。その一角に周囲を緑に囲まれ、静寂に包まれた「能永寺」があります。寺伝によると一遍上人が健治2(1276)年に道場(追浜本町1丁目和田山周辺)に開基したと伝えられています。開山其阿長立上人。時宗遊行寺(藤沢市)の末寺です。室町時代前期に中国の画工・陸信忠が描いたと伝えられる十王信仰の一端を示す「十王」の掛け軸は、2001年裏山の榎戸貝塚から出土した「骨角器」とともに、横須賀市の指定文化財となっています。毎月1日には写経会が開催されています。