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大桟橋

大桟橋は、横浜港開港後、本格的な港湾施設として、明治27(1894)年に完成しました。日本初の近代的水道を横浜に誕生させたことから「近代水道の父」と呼ばれるイギリス人技師ヘンリー・スペンサー・パーマーの設計によるものです。完成当初は、小船が接岸できる程度の長さ460mの鉄製の桟橋でした。明治43(1910)年までに港湾設備が整備されましたが、関東大震災の被害を受け、その後の復旧工事を経て、平成14(2002)年に、横浜港大さん橋国際客船ターミナルとして、リニューアルオープンされました。個性的なデザインと斬新な構造の空間美を持っています。ターミナルは入場無料で、360°のパノラマが楽しめる屋上広場(くじらのせなか)は24時間オープンしています。施設内(くじらのおなか)は、エレベーターとスロープが整備され、階段のないバリアフリーとなっています。