横浜市金沢区並木は、富岡町と長浜地先の埋め立て(金沢地先埋立事業)によって一丁目は昭和53年(1978年)、二丁目は昭和55年(1980年)、三丁目は昭和57年(1982年)にそれぞれ新しく誕生した街です。
町名は、漁師が漁場の位置測定のため富岡八幡宮付近の松並木を利用していたことと、住宅内の大通りに緑豊かな並木を計画していたことから、「並木」と名付けられたようです。
かつて、富岡八幡の地先に砂嘴が突き出て、2キロほども松並木が続いていたそうです。ところが、応長元年(1312年)に大津波に襲われ、一夜にして長浜千軒と言われた漁村が海没し、この松並木も海没してしまったという伝承があります。
それを裏付けるかのように、金沢地先埋立事業では海底からたくさんの巨木の幹や根っこが発見されたそうです。
尚、海に流された観音は、その後に海中から出現し、「長浜観音」として金沢町の称名寺に安置されています。
かつて、漁業が盛んだったこの土地の歴史は、「サルダの鼻」「イド藻」「中藻」「のりべか」「イガイ根」いったような地形や漁に関わる言葉が付いた公園の名前に受け継がれています。
