商品や製品が消費者の手元に届くまでの、調達→製造→在庫管理→配送→販売→消費といった一連の流れ（取引）のサイクルがチェーン（鎖）のように一つの輪を形成することから、「サプライチェーン（供給連鎖）」と呼ばれています。
このコロナ禍において、その一つの輪が形成できなくなり、あらゆる生活用品に影響を及ぼしています。建設業界では、9月頃から住宅設備機器に問題が起きています。特に、給湯器とウォシュレットです。
住宅設備機器の電気系統の部品のうち、ベトナムの工場で生産されているものが、ロックダウンにより工場が停止している状態が続いているようです。
給湯器やウォシュレットは品薄状態から、納期が確定しない状態になっています。各メーカーでは、生産拠点の見直しなどを急ピッチで進めていますが、最悪の場合、年内の供給が困難になる可能性があるようです。
弊社としましても、皆様にご迷惑がかからないように努力を重ねて参りますが、コロナ禍における現在の建設業界を取り巻く環境についてご理解をいただき、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
（参考資料「日本経済新聞」）