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ノンカテ

山北スタイル

間もなく、梅雨を迎えます。この時期に降った雨をダムに貯め、さまざまな目的で水を利用します。

神奈川県の水源の9割が、相模川水系(相模ダム・城山ダム・宮ヶ瀬ダム)と酒匂川水系(三保ダム)で賄われています。私たちが日々利用している水は、緑豊かな山なみに抱かれた自然豊かなところで生まれています。

そんな水源地の1つに山北町があります。神奈川県の西部に位置し、緑深い丹沢の山々に抱かれた、さわやかな風の吹き抜ける町です。町の約90%は丹沢大山国定公園と県立自然公園などの山岳地帯で、自然を求め多くの観光客の方が訪れています。

日本のどこにでもある「のどかな」風景の町や村は、実は「限界集落」(その地域の人口の50%以上が65歳以上となった集落)と呼ばれる大きな問題を抱えている地域でもあることが多いのが現状です。

山北町の共和地区と呼ばれる地域では、水源の森を守り、材木を製品化する「森林の里」として、また、耕作放棄地を再生し、お茶やきのこなど地域を代表する特産品をつくる「農林業の里」として、また、里山文化を継承する「生涯学習の里」として、廃校になった小学校などを利用して、地域内外と交流を積極的に持ちながら、移住希望者を積極的に受け入れ、世代を超えて活動を続けています。

起伏の激しい茶畑なので、「作業するのも大変ですね」とオーナーさんに声をかけたら、「こんないい景色を見ながら作業ができるなんて幸せですよ」という明るい言葉が返ってきました。

(参考資料「NPO法人共和のもり」「かながわの水がめ神奈川県HP」)

山北町 (town.yamakita.kanagawa.jp)

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