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ノンカテ

日本の伝統的な色

この「すまい造りメール」では、月ごとに季節に配慮してページデザインの色を決めています。

1は「曙」です。浅い黄赤色で、東雲色(しののめいろ)とも称される、日が昇る夜明け前に東の空が太陽で白み始めるころの色です。これから何かが始まるといった色です。

2は「氷色」です。ほんの少し青みを含む白い色は、雪と氷を連想させる寒さ厳しい冬の色です。

3は「山吹」です。ほんの少し赤みを含む黄色は、新しい生命の息吹を連想させる春の色です。

4は「桜」です。紅花で染めた最も淡い赤い色は、新たな春を迎え、気持ちが引き締まる色です。

5は「紺」です。藍で染めた最も濃い青い色は、ジャパンブルー、広重ブルーと言われる色です。

6は「甕覗(かめのぞき)」です。藍で染めた最も薄い青い色で、布をほんの少し藍甕に浸しただけで生じた色(比喩的な表現で実際とは異なる)という意味です。

7は「萌葱(もえぎ)」です。藍と刈安などで染め重ねた色は、葱が萌え出ずる色から生じた色です。

8は「苔」です。深い黄緑色で、緑より薄く、萌葱色より濃く、庭園に優雅な趣を添える色です。

9は「木賊(とくさ)」です。源氏物語にも登場する黒みのある緑色で、青朽葉とも称される色です。

10は「橡(つるばみ)」です。古代の典型的な茶色で、どんぐりで染めた色調が明るい色です。

11は「柿」です。赤みを帯びた茶色は、近衛柿や紅柿などがあり、日本の秋を感じる色です。

12は「茜(あかね)」です。ややくすんだ濃い赤い色で植物の根を染料とする色で秋の終わりと冬の訪れを感じる色です。

日本の伝統的な色の美しさにはただただ感動します。月ごとに季節の色をお楽しみください。

(参考資料「日本の色」)